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論文

Possible singlet-triplet transition of ESR in the kagome-lattice antiferromagnet

坂井 徹; 肘井 敬吾*; 大久保 晋*; 太田 仁*; 中野 博生*; 宮下 精二*

Applied Magnetic Resonance, 46(9), p.997 - 1002, 2015/09

 被引用回数:1 パーセンタイル:6.46(Physics, Atomic, Molecular & Chemical)

S=1/2カゴメ格子反強磁性体について18スピン・クラスターの数値対角化により研究した。ジャロシンスキー・守谷相互作用がある場合に起こり得るESRシングレット・トリプレット遷移の強度に比例する行列要素を計算した。いくつかの角度に依存した選択則を示した。

論文

Pressure-induced successive magnetic phase transitions in the spin gap system TlCuCl$$_{3}$$

大沢 明; 加倉井 和久; 長壁 豊隆; 中村 充孝; 武田 全康; 田中 秀数*

Journal of the Physical Society of Japan, 73(6), p.1446 - 1449, 2004/06

 被引用回数:33 パーセンタイル:77.7(Physics, Multidisciplinary)

TlCuCl$$_{3}$$はこれまでに行われてきた磁気測定の結果から基底状態がスピン-重項で励起状態との間に有限なエネルギーギャップ$$Delta$$=7.7Kを持つスピンギャップ系であることがわかっている。最近、この系に対して、${it P}$=1.48GPaの静水圧を印加し非偏極中性子弾性散乱実験を行ったところ、零磁場中で${it T}$$$_{N}$$=16.9K以下において三次元秩序に伴う磁気ブラッグ散乱を観測した。われわれは今回この圧力誘起相転移に伴う磁気秩序構造についてより詳細に調べるために偏極中性子弾性散乱実験を行った。その結果、${it T}$$$_{N}$$=16.9K直下では秩序モーメントはa-c面内に寝ていて、${it T}$$$_{SR}$$=10.0Kで逐次相転移を起こし、モーメントがb軸方向に立ち始める振る舞いを新たに発見した。

論文

Field-induced magnetic order and simultaneous lattice deformation in TlCuCl$$_3$$

Vyaselev, O.*; 瀧川 仁*; Vasiliev, A.*; 大沢 明; 田中 秀数*

Physical Review Letters, 92(20), p.207202_1 - 207202_4, 2004/05

 被引用回数:37 パーセンタイル:79.53(Physics, Multidisciplinary)

ダイマースピンギャップ系TlCuCl$$_3$$において磁場中におけるCu核及びCl核のNMR測定及び熱膨張測定を行った。その結果、NMR線の分裂から磁場誘起反強磁性相転移を確認し、その相転移がわずかに不連続的であることを新しく見いだした。また、相境界を横切る際にClサイトの電場勾配の突然の変化や格子定数の大きい変化を観測し、これらの結果はこの磁気秩序が格子変形を伴っていることを意味し、この系におけるスピン-格子相関の重要性を示唆している。

論文

Neutron diffraction study of the pressure-induced magnetic ordering in the spin gap system TlCuCl$$_{3}$$

大沢 明; 藤澤 真士*; 長壁 豊隆; 加倉井 和久; 田中 秀数*

Journal of the Physical Society of Japan, 72(5), p.1026 - 1029, 2003/05

 被引用回数:60 パーセンタイル:87.54(Physics, Multidisciplinary)

TlCuCl$$_{3}$$はこれまでに行われてきた磁気測定の結果から基底状態がスピン一重項で励起状態との間に有限なエネルギーギャップ$$Delta$$=7.7Kを持つスピンギャップ系であることがわかっている。最近この物質に$$P$$$$sim$$0.8GPa程度の静水圧をかけると零磁場において$$T_{N}$$$$sim$$11Kで三次元秩序を示す相転移を起こすことが磁化測定から観測された。われわれはこの圧力誘起相転移の磁気構造を調べるために中性子弾性散乱実験を行った。その結果、$$P$$=1.48GPaの圧力下で$$T_{N}$$=16.9K以下において波数$$Q$$=($$h$$, 0, $$l$$)($$h$$は整数,$$l$$は奇数)に対応する点で磁気ブラッグ散乱を観測した。また$$T$$=12.2K及び$$T$$=4.0Kにおいて磁気ブラッグ散乱強度の比から磁気構造を決定した。その結果、$$T_{N}$$以下で一度磁気モーメントが$$a-c$$ 面内で秩序化し、さらに低温で$$b$$軸方向に向きを変えているということがわかった。また$$T$$=12.2Kで得られた磁気構造はすでに観測されているTlCuCl$$_{3}$$$$Hparallel$$bにおける磁場誘起磁気秩序相及びTl(Cu$$_{0.97}$$Mg$$_{0.03}$$)Cl$$_{3}$$における不純物誘起反強磁性秩序相の磁気構造とほぼ同じであることがわかった。

論文

Neutron scattering study of magnetic ordering and excitations in the doped spin-gap system Tl(Cu$$_{1-x}$$Mg$$_{x}$$)Cl$$_{3}$$

大沢 明; 藤澤 真士*; 加倉井 和久; 田中 秀数*

Physical Review B, 67(18), p.184424_1 - 184424_8, 2003/05

 被引用回数:31 パーセンタイル:77.47(Materials Science, Multidisciplinary)

ドープされたスピンギャップ系Tl(Cu$$_{0.97}$$Mg$$_{0.03}$$)Cl$$_{3}$$における不純物誘起反強磁性秩序での磁気構造及び磁気励起を調べるために中性子散乱実験を行った。その結果、T$$_{N}$$=3.45K以下で磁気ブラッグ散乱を観測し、磁気構造を決定した。その結果、この磁気構造は母体物質であるTlCuCl$$_{3}$$の磁場誘起秩序相の磁気構造と同じであることがわかった。またTlCuCl$$_{3}$$と同様に三重項磁気励起を観測し、その磁気励起の分散関係を決定した。そして、スピンギャップに対応する最小エネルギー励起も観測した。またそのスピンギャップの温度変化を調べた結果、T$$_{N}$$以下で急激に増大する振る舞いが見られた。この結果はこの系において、不純物誘起反強磁性秩序とスピンギャップが共存しているのを強く主張している。

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